やどかり屋店長の生体や製品に関するコラム的コンテンツ

今回はオカヤドカリネタ。お店でオカヤドカリにリクガメフードは与えない方がいいですよ。と言われましたが、その根拠がなんなのかがわかりませんでした。
輸入販売元:トリオコーポレーション
ちょっとした疑問
私がやどかり屋を手伝うより前の話です。お客様にリクガメフードをオカヤドカリがよく食べるよと言われ店頭に置きだしたリクガメフード。しかしある日店頭で今度はリクガメフードはオカヤドカリにあげないほうがいいんだよ。と言われてしまいました。
なぜそう言われたか、それは本当かを調査してみました。

上記のようにリクガメフードはオカヤドカリに与えない方が良い。と言われたお客様はオカヤドカリが大好きでこちらが逆に勉強させられる時があるほどの熱心なオカヤドカリキーパー。その方が言うのだから、ちょっとあせってしまいました。
で、その理由はというと、リクガメフードの中に「硫酸銅」が入っているからだそうです。
硫酸銅と海水魚飼育している方が聞くと白点病治療につかう劇薬なんですが、生き物は必要な微量元素で、生き物に与える餌にも含まれていますし、人間の赤ちゃんの粉ミルクにも含まれています。
たぶん「硫酸銅」という名前の響きで劇薬だと思われたと思い、左記の様にだいたいの餌には含まれているし、微量なら必要成分ですよと言うと、トカゲには必要だが、無脊椎動物のオカヤドカリにとっては良くないと聞いたそうです。
さて困った。こんな問題研究者の方しかわからないよ。それに無脊椎動物に硫酸銅が駄目だったら(もちろん餌に含まれる程度の濃度)海水魚用の餌を食べるエビだってよくないということになるなぁ。。。
これはなんとか調べねばと思ったものの、こんなの研究している人にもわからないかもしれない。やはり駄目と言われている製品を売り続けるのはなぁ。どうしよ「リクガメフード」は店頭に置かないようにするかぁ。。。
と悩んでいた時に、ふとある考えが頭に浮かびました。オカヤドカリ飼育の先進国の専用餌。あの餌には入っているのか?という疑問です。

動物用の餌の表記は日本とアメリカは異なりまして、日本は微量な成分は書かなくていいみたいですが、アメリカは動物の餌でも全て成分表記せねばいけません。今回の「リクガメフード」も製造はあちらの国、それを説明書きを翻訳して表記するので、全ての成分が書かれているんだろう。そして上記画像の餌も全ての成分が表記されているはずです。
結果は、「Copper Sulphate」ありました。日本語にすると「硫酸銅」です。比率はわかりませんが、下から4番目に書かれているので一番少ないわけではないようです。(表示は%の多い順なので)
今回でわかったことオカヤドカリなどの無脊椎動物に餌に含まれる程度の硫酸銅が無害か、有害かはデータでは証明できませんが、FMRの餌にも「硫酸銅」が含まれているので、このFMR社がオカヤドカリ専門の餌として販売しているので、オカヤドカリにも硫酸銅は必要かも?という結論になりました。FMR社が何を根拠にオカヤドカリの餌に硫酸銅が含んでいるのかわかりませんが、少なくとも「リクガメフード」には硫酸銅が入っているからオカヤドカリ専用のFMRの餌にすると言うのは硫酸銅に限って言えば、両方とも硫酸銅を与えていると言う事になります。また日本製の餌も微量な量だと表記していない場合も有りますので、硫酸銅フリーにするには天然の餌を与えるしかないかもです。
結論リクガメフードにもFMRの餌にも硫酸銅は含まれている。また輸入でない日本製の餌は微量な成分は記載しなくて良いので、入ってるのか、入ってないのかさえわからない。
オカヤドカリに硫酸銅はよいかわるいかわからないが、専用餌のFMRでも入っているので、必要なの?といったところです。
記載日:2010年10月7日
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